みなさま、こんにちは。
CX Service部の早坂です。
コロナ禍を経て、何らかのウェブ会議のご利用経験を持つ方の数は一気に増加し、現在世の中には数多くのウェブ会議ツールが存在しています。 その中の一つ「Webex by Cisco」を耳にされたことがあるという方は少なくないのではと想像します。
弊社NTT Com DDでは、Ciscoグローバル・ゴールドパートナーとして長きにわたりSDIS®保守サポートサービス(* )をご提供しており、ネットワーク機器保守をはじめ、仮想機器のソフトウェアサポートやサーバー保守などを国内外多くのお客様にご利用いただいております。
*SDIS®はNTT DATA, Inc. がグローバルで提供している保守サポートサービスです。日本ではNTT Com DDが提供しています。
NTT Com DD サポートサービス(SDIS®)の詳細はこちら!
NTT Com DDと言えばこれらの保守サービスの印象を持たれる方が多いかと思いますが、2023年4月に私がメンバーでもあるWebex専門のカスタマーサポートチームが発足しております。
Webexカスタマーサポートチームとは、その名の通り、Webexをご契約いただいているお客様からの使い方やトラブルなどのお問合せに対応するチームです。
発足から1年以上が経過し、大変ありがたいことに既に多くのユーザー様にご利用いただき日々お問合せを頂戴しておりますが、改めての当チームのご紹介と共に、もっと多くの方にWebexを知ってほしい!使ってほしい!という思いのもと、このブログを書いております。
是非最後までお付き合いください!
Webexの強み
さて、本題のWebexについてですが、「Webexってどんなもの?」というご質問をいただいた場合、「Cisco社(アメリカ)がCisco Webex Cloudを通して提供するクラウドサービス(ソフトウェア(SaaS)ソリューション)で、ご契約後管理者がユーザーにライセンスを付与するだけで、インターネットさえあれば、専用機器不要でPC、モバイル、Webex専用端末、または他社ビデオ会議端末からでもご利用可能なウェブ会議サービスです。」とお答えします。
ですが、今回はこういった無機質になりがちな文章によるご説明は避け、 「他のウェブ会議ツールと何が違うの?」 「Webexの何が良いの?」 という視点で、Webexの強みについて分かりやすくお伝えしたいと思います!
セキュリティ
他ウェブ会議ツールと比較した時に、第一にお伝えしたいWebexの強みはズバリ、「セキュリティ」です!
そのセキュリティと信頼性の高さは、2021年に米国国家安全保障局(NSA)のコラボレーションサービス認定ガイドラインで最も高い評価を獲得し、また、2023年には日本の政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP(イスマップ):Information system Security Management and Assessment Program)にWeb会議サービスとして初めて認定されたことからもわかります。
一口にWebexと言っても、ウェブ会議機能だけでなく、電話、メッセージ(チャット)などの様々なコラボレーション機能が一つのプラットフォームに統合されており、それらすべてCiscoの厳格なプライバシーポリシー、セキュリティソリューションに従って構築されています。
具体的には、まず、音声、チャット、共有資料などミーティング内でやり取りされる全ての情報がエンドツーエンドで暗号化されています。
情報が暗号化されてから送信され、受信者側で復号されるエンドツーエンド暗号化方式により、第三者による不正アクセスを防止しています。
また、様々な制限機能による情報漏洩の防止、さらに、万が一流出した場合に有効な「音声とビジュアルの透かし」機能が搭載されており、これは、どの参加者の、どのデバイスからデータが流出したかを素早く特定することができる技術です。
このようにWebexのセキュリティは、社外に限らず社内をも含めた全てを信用しないという「ゼロトラスト」のコンセプトの下で強固に設計されています。
その他にも、ミーティングパスワードの強制化や、Cisco社内に独立したセキュリティ対策を行う組織があるなど、その十分な配慮や安心感から、日本国内に限らず世界各国の様々な企業、団体、そして政府機関がWebexを採用しているのです。
ハイブリッド対応
とは言え、Webexの強みはセキュリティレベルの高さだけではありません!
アフターコロナからのハイブリッドワークの定着化をはじめ、多様な働き方が求められる時代となりました。
より多くの人がウェブ会議を利用するようになり、そのツールや参加方法、参加ロケーションも多岐にわたっているため、社内向け、社外向け、あるいはクライアントによって利用ツールを使い分けている会社もあるかと思います。
実際に複数のウェブ会議ツールの招待状を受け取ったことがあるという方も少なくないでしょう。
だからと言って複数のツールを導入するのは、コスト面ではもちろん、運用、管理が煩雑になるため避けたいところです。
となりますと、必然的に様々なツールとの連携が可能なツールの導入が理想的である、と言えます。
そこでおすすめしたいのが、Ciscoのビデオ会議端末です。
WebexとCiscoビデオ会議端末をセットで使うと、Webexだけでなく様々な他社ウェブ会議にも参加できるのです!
「ビデオ会議端末」と聞くと、昔社内に設定されていた「テレビ会議システム」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
当時のビデオ会議端末は同じ社内に設置された専用会議端末としか接続できず、さらにオンプレミス(自社保有・管理)のサーバーも必要で、非常に高価で大掛かりなシステムでした。 しかし、それは一昔前の話、最新のビデオ会議端末は大きな進化を遂げているのです。
まず、クラウド管理が可能になったことでオンプレミスのサーバーは不要となり、そして、内部ハードウェアの性能が各段に上がったことで、より多くのウェブ会議に参加できるようになっているのです。
Ciscoビデオ会議端末には、Room シリーズ、Desk シリーズ、Board シリーズなど、用途・目的に応じた様々なラインナップが用意されており、いずれも簡単な設定変更一つで、Webexはもちろん、Microsoft Teams、
Google Meet、Zoomなどの他社ウェブ会議にボタン一つで簡単に接続することができます。
この先いかに社会が変化していこうとも、ウェブ会議が様々な働き方を支える重要なツールであり続けることは疑う余地がありません。
こういった現代社会においては、柔軟性の高いハイブリッド対応が今後益々大きな強みになり力を発揮していくのです!
多機能
次に挙げたいWebexの強みは、機能の充実性です。
音声と映像以外のWebexミーティング基本機能をご紹介しましょう。
基本機能 | 機能説明 |
ビデオ録画機能 | 会議録画機能、録画データをクラウドやデバイス内など指定した場所に保存可能 |
チャット機能 | ミーティング中に他の参加者にチャットメッセージを送信できる機能 |
ファイル・デスクトップ・アプリケーション共有機能 | ドキュメントファイルやPC上のアプリケーションを共有可能 |
ファイル転送機能 | 参加者への資料配布時などにファイルを転送できる機能 |
注釈ツール機能 | 注釈ツールバーからテキスト、線、シェイプ、色のオプションを使用して、共有されているコンテンツの重要な点に注意を引くことができる機能 |
ホワイトボード機能 | 付箋や図形、注釈やテキスト機能でホワイトボードに自由に書き込むことができ、保存も可能 |
オンライン投票(アンケート)・Q&A機能 | オンライン投票:選択式・記述式などの回答形式を選択して参加者の回答を募る機能 Q&A機能:参加者からの質問に回答できる機能 |
リアクション機能 | ミーティング中に挙手や拍手、絵文字で反応できる機能 |
ジェスチャー認識機能 | ビデオに投影した自身の手の動きをシステムが自動認識して、そのジェスチャーに対応したアニメーションを他参加者に表示する機能 |
大規模なオンラインイベント(Webex Webinars)機能 | Webex Webinarsを使って、最大10万人までの大規模なオンラインイベントの開催が可能 |
ウェブ会議に必要な機能が網羅されていることに加えて、2024年の春以降順次以下のAI(人工機能)機能が搭載されています。
✓ アシスタント機能
✓ 自動文字起こし機能
✓ リアルタイム翻訳機能
✓ ノイズ除去・音声最適化機能
さらに、Webexデスクトップアプリ上の電話機能やメッセージ(チャット)機能などもあり、まさに多機能!便利な機能が満載なのです!
カスタマーサポートチーム
しかしながら、多機能で製品アップデートによる仕様変更も少なくないため、「ちょっとわかりにくい」という声があるのも事実です。
まさしく、私達カスタマーサポートチームの存在意義はここにあります!
カスタマーサポート経験が豊富なメンバーのみで構成された、当カスタマーサポートチームのプロフェッショナルできめ細やかなサポートにより、Webexを最大限に有効活用いただくお手伝いをしております。
開発元であるCisco社との連携に加えて、弊社ナレッジベースの強化、個人のスキルアップを定期的に図っており、ご利用者様の強い味方となるべく、どこよりも高品質なサポート窓口の実現を常に目指しております。
最後に
新規契約に関するご相談は弊社営業担当まで、そして、実際にご利用を開始されてお困りのことがあれば、どんな小さなことでも当チームまで是非お気軽にお問合せいただければと思います。
ワークスタイルに関わらず、ご紹介させていただいた「Webex by Cisco」の強みが、みなさまの業務効率化、生産性向上のお役に立てば幸いです。