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※本記事はTufin社の技術ブログを参考に、日本語向けに翻訳・編集しています。
原文はこちら(英語):Best Practices for Firewall Logging

 

効果的なファイアウォールログ管理は、適切で効率的なネットワークセキュリティの基礎です。ログはネットワーク活動に関する貴重な分析結果を提供し、マルウェアやエンドポイントへの不正アクセスなどの潜在的な脅威を特定するのに役立ちます。
ファイアウォールログのベストプラクティスを採用することで、組織はセキュリティインシデントをリアルタイムで監視・分析・対応できるようになります。このプロセスは、ファイアウォール構成の安全性維持、ルールやセキュリティポリシーの適用、脆弱性の特定に不可欠です。
この記事では、ファイアウォールログの主要なベストプラクティスと、それらがアクセス制御や脅威検出を含む全体的なセキュリティ体制をどのように強化するかを解説します。

ファイアウォールログに関するベストプラクティスとは?

  1. 包括的なログ記録を有効化

ファイアウォールを設定し、許可・拒否されたトラフィック、認証試行、構成変更など、すべての重要なイベントを記録するようにします。包括的なログはネットワーク活動の全体像を把握するために不可欠であり、セキュリティ脅威の特定やトラブルシューティングに役立ちます。

  1. ログ管理の集中化

複数のファイアウォールやセキュリティ機器からログを集約する集中管理ソリューションを使用します。これにより、ログの監視・分析が容易になり、ネットワーク全体でイベントを相関させることができます。Firewall Change Automationなどのツールがこのプロセスを効率化します。

  1. 定期的なログレビューと監査

ログの定期的なレビューと監査は、セキュリティとコンプライアンス維持に不可欠です。不審な活動の確認、ログポリシーの遵守状況の確認、ログの安全な保管を含みます。TufinFirewall Auditingソリューションは、このプロセスを自動化し、強化します。

  1. ログ設定の最適化

ネットワークトラフィックや機密データに関連する重要な情報のみを記録するようにログ設定を最適化します。過剰なログはデータ量を増やし、重要なイベントの特定を困難にします。一方、不十分なログは脅威を見逃す可能性があります。TufinFirewall Optimizationツールは、これらの設定を微調整するのに役立ちます。

  1. ログ保持ポリシーの実施

業界標準や組織要件に準拠したログ保持ポリシーを策定・実施します。適切な期間ログを保持することで、セキュリティインシデント発生時の調査が可能になり、ストレージ資源の効率的な管理も実現します。

  1. ログ分析ツールの活用

ログ分析ツールを使用して、ファイアウォールログの分析と脅威の特定を自動化します。これらのツールはログデータを視覚化し、パターンや異常を容易に検出できます。Tufinサイバーセキュリティ用語集も参考になります。

FAQ:ファイアウォールログのベストプラクティス

Q. どのログを監視すべきですか?
許可・拒否されたトラフィック、認証試行、構成変更など、セキュリティ脅威や悪意あるトラフィックを示す可能性のある重要イベントを記録するログを監視してください。

Q. ファイアウォールログとは?
ファイアウォールを通過するすべてのトラフィックやイベントを記録するプロセスです。ログはネットワーク活動の詳細情報を提供し、脅威の特定、コンプライアンス遵守、ネットワーク問題の解決に役立ちます。

Q. ログデータの可視化手順は? 

    • ログの収集と集約
      ファイアウォール、ルーター、その他のネットワーク機器など、さまざまなソースからログを収集します。

 

    • フィルタリングと解析
      ツールを使用してログをフィルタリングおよび解析し、重要なイベント、トラフィックパターン、その他の関連データに注目します。

 

    • ログ分析ツールの使用
      ログ分析ツールを活用して、チャートやグラフなどの視覚的表現を作成し、パターンや異常を特定します。

 

  • データの解釈と対応
    可視化されたデータを分析して潜在的なセキュリティ問題を特定し、適切な対応を取ります。

 


Tufin
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