*本記事は2021年8月10日にNTT Ltd. 社 Nathan Vandenberg が同社ブログに投稿した記事の抄訳です。
データはどのデジタルビジネスにとっても生命線です
昨今、企業は競争が激しい業界の中で競い続けるためにデータに頼っています。従業員やカスタマーエクスペリエンスを中心に、体験はデータの収集、分析、発表によく活用されています。カスタマージャーニーや購買サイクルに関した判断はデータに支えられています。例えば、オンラインショッピングもそうです。
CXとEXの向上、またその延長に「データ」の力を駆使することは、すべてのデジタルトランスフォーメーションプロジェクトにとって重要です。クラウドとハイブリッドクラウドソリューションの普及が進むにつれ、多くの企業がデータを駆使し、よりデジタルに変化しています。
データの保管場所は肝心な検討点です
その中で、データの運用方法は見逃せない検討点です。保管場所、データの種類、機密性の度合、データの損失や盗難時の対処方法は、データ管理戦略を構築する上で検討すべき点の一部です。世界中でますます多くの国がデータの保護に対して企業への圧力を高めており、規制やコンプライアンスの内容も見逃せません。GDPRやオーストラリアのデータプライバシー法がその良い例です。
SaaS、PaaS、IaaSの導入が増加する中で、データの断片化も増え、複数の離れた場所でデータの作成や保管がされています。
クラウドソリューションがデジタルテクノロジーの導入を簡易化させようとしている中、データの断片化は、どのビジネスにとっても効率的に速く価値をデータから抽出する上で課題点となっています。この複雑な課題に加え、偶発的に構築されたITアーキテクチャを持つ企業は、成長とともに複数の一貫していないソリューションを実装することが多いのです。
以前は、企業は重要な機密情報をオンプレミス環境で管理しなければなりませんでした。しかし、クラウドコンピューティングによって、データは様々なプラットフォームや設定下で作成・保管され、必ずしもオンプレミス環境であるとは限らなくなってきました。この変化に伴い、多くの企業はポイントデータソリューションの導入を試み、運用の複雑性、コストやリスクが増加しました。
ITシステムの進化
企業は、データの保管場所数の普及を考慮するだけでなく、データを生成するITシステムの難しさも考慮する必要があります。大規模企業におけるハイブリッドな環境はメインフレーム、ミッドレンジ、クライアントサーバー、クラウドコンピューティングといった様々なアーキテクチャで構築されています。これに加え、物理的なマシンからバーチャルマシンへの移行と、新たな保管方法についてもさらなる検討が必要です。
企業はデータを守ることだけを考えていればよい、というものではありません。さもないと、データのさらなる活用方法や市場内で敏速に動く機会を失ってしまいます。
あなたは、どのようにして保管場所に関係なくデータの最大限の価値を抽出しながら、データが効率的で効果的に守られていることを確認しますか?
すべてのデータ保管プラットフォームを通してデータの保管、管理、アクセス、守護を可能にするソリューションを実装することが肝心です。これらのソリューションは、保管場所に関係なく、複数の別々なシステムの活用から生まれる複雑さを軽減する上、データを一度で確認することを可能にします。デジタルテクノロジーが促進しているハイパーコネクテッドな社会では、最大限の価値をデータから抽出することが競争がとてつもなく激しい業界でも競い続けれるための鍵なのです。
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